日本ラーメン文化は一体いつ頃からこんなにも多様化したのでしょうか。
地域別にみても北海道なら味噌ラーメン、東京では昔ながらの中華そば、九州では博多とんこつや長崎ちゃんぽん、横浜では家系ラーメン、福島の喜多方ラーメンなどかあるし、味で言うなら醤油、塩、味噌、白湯に坦々麺など本当に多岐に渡って展開がなされた日本のラーメン。
発想力こそないが応用力が凄いと言われた日本人の新港町なのかも知れませんね。
しかし!
最近では足りないと言われていた想像力を大いに発揮する日本人が多く現れ、インパクトの凄い二郎系などが生まれてきているのも事実で、今回ご紹介するラーメン屋もどちらかと言うとインパクトが大きい体験を提供してくれるお店です。
それが餃子の並商。
色んな意味で期待を裏切ってくれる体験だったのでご紹介したいと思います。
それでは行ってみましょう!
基本データ
- 店名:餃子の並商
- 住所:千葉県千葉市若葉区若松531-200
- 電話:043-304-2106
- 営業時間:11:30~22:00
- 駐車場:あり
- ジャンル:中華そば
ワクワクするようなお店
まずこのお店は外観からワクワクするようなお店なんです。
ちょっと他のラーメン屋とはレベルが違うというか本気度が伝わって来るんです。
木製のパネルを組み合わせた外観はどことなくリゾート地の雰囲気を感じさせ、お店の外にはBBQのできる屋根付きのテラス席があるんです。
ほんと、気分はリゾート♪
駐車所もしっかりと広く用意されているので車で行きたい人にも安心です。
店名に餃子ってあるだけあって冷凍餃子の看板が出てますよ。
そうとう美味しいんですかね?
なにはともあれ入ってみます。
ここでひとつ注意点が!お店の入り口は自動ドアに見せかけて手動なので注意が必要です。(笑)
ガラス戸を開けるとすぐにホールスタッフが元気に席を案内してくれます。
店内は変わった造りになっていて、壁に向かってカウンター席があり窓際にはテーブル席が並んでいます。
カウンターに腰掛けると案内してくれたホール係の人が注文の仕方を知っているか尋ねてきます。
何か特別な注文方法なのかと思い、素直に初めてなので分かりませんと答えます。
すると各テーブルに置いてあるQRコードを使って注文をするんだと教えてくれました。
ん?
QRコード?
おお!
これね!!
席にはメニューの他にクリアファイルに入ったQRコードとそれの使い方マニュアルが置いてあります。
初めて見ました。
珍しいオーダー方法ですね。
お客さんが自ら頼む方法なのでオーダーの聞き違いによるミスが無いってなどきっとメリットがあるのでしょう。
前席にタブレットを配置するよりも安価に導入できる新オーダーシステムですしね。
それじゃ今日は何を食べましょうか。
せっかく餃子の並商って店名なので餃子は食べたいですよね。
メニューを見てるとどれも美味しそうで色々食べたくなっちゃいます。
う~ん。
やっぱり初見のお店は基本のメニューをオーダーですかね。
ってことで、中華そば680円を頼みたいと思います。
もちろん焼き餃子380円も頼みます。
どれどれ、スマホでQRコードを読み取って…
ん?
どこに中華そばがあるんだ?
QRコードを読み取るとスマホの中にメニューが表示されるんですが、UIがいまひとつ使いづらくてなかなか思っているメニューに辿りつきません。
これはご年配の方には結構つらいシステムになっていそうです。
せめて商品の写真ぐらいは表示して欲しいところ。
せっかくの新システムなのに使い勝手が悪いのでは意味が無い。
本末転倒。
なんとか注文をして着丼を待ちます。
(実はちゃんと注文できたかも不安でした。)
見た目だけじゃない
大きんあ不安を抱えたまま待つこと暫し、来ました中華そば。
おお!
めちゃくちゃ美味しそうですよ。
いただきます!
まずはスープから。
色は薄い琥珀色で透明感が半端ない。
それではひとくち。
ぬっ!
想像とはだいぶ違う。
ガッツリ鶏出汁かと思いきや、魚介です。
しかも貝でしょうか、ほんのり苦味を感じます。
これは琥珀酸の旨味成分ですかね?
色は薄いけど味はしっかりしています。
おいしい。。
次に麺。
麺は白い中太麺。
ストレートでツルンっとした食感が印象的。
しっかりとしたコシを感じられる麺はしっかりとスープを連れてきてくれるんですが、麺自体にもほのかに味か付いている感じです。
麺自体にコクがあるというか脂っぽい味がします。
そしてチャーシューは鶏と豚のWチャーシュー。
鶏は少し硬いけどしっかり味がしみ込んでいて、豚のチャーシューは至って普通です。
正直、豚チャーシューの方はもう少し工夫があるといいなぁと思っちゃいました。
今日のミニ丼♪
ミニ並木ごはん(480円)
餃子(380円)
店名にもなっている餃子。
しっかりと餡に味が付いていて肉肉しい餃子です。
しかしこの餡に付いている味は塩っぽっく無いのでお酢だけで食べようとするとちょっと物足りない感じです。
ちゃんと酢醤油でいただきたいところ。
餃子は結構色を出せるメニューではありますが餃子のって屋号にしては物足りない感じですかね。
餃子のインパクトなら市川のひさご亭には叶わないです。
並木ごはんは色んな具材が入っています。
いわゆるチャーシュー丼なんですが様々な具材がとっても特徴的なんです。
チャーシュー、味玉、ネギ、たくあんなど様々な具材が乗っているんですが、その中で最も印象深いのはポテトサラダです。
ライスの上にポテサラ。
ポテサラオンザライス。
こんなのもありなんですね。
結構美味いです。
総評
今回ご紹介した餃子の並木は株式会社並木商事が展開するラーメン店です。
並木商事は「基本CrazyNo.1 どこにもないワクワクな何か 」をコンセプトにお客様に喜ばれるお店作りを目指しているようです。
確かに初めての体験ばかりでワクワクしっぱなしでした。
しかし!
あのQRコードのオーダーシステムだけはいただけない。
メニューは探しづらい、ちゃんとオーダー出来ているか分からないと違った意味でドキドキしっぱなしでした。(笑)
今までにないラーメン体験をしたい人、インパクトのあるチャーシュー丼が食べてみたい人は是非餃子の並商に行ってみてください。
きっとワクワクしますよ。
ご馳走様でした。
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