成田で見つけたきたなシュラン?　ぽんこつ亭

仕事で成田に来ているminiです。成田って言っても空港からは程遠く大きなイオンモールがある土屋と言う地区に来ました。

どこかに頑張って営業しているお店はないかと近場を巡ります。するとありました！パッと見は結構ヤバそうな感じのお店ですが時間もないのでここに決めます。

九州博多らーめん　ぽんこつ亭　さん

に突撃します。

基本データ

店名：九州博多ラーメン　ぽんこつ亭
住所：千葉県成田市土屋1314-2
電話：0476-23-0046
駐車場：あり
営業時間：11：30～15：00　17：00～翌3：00
ジャンル：九州博多とんこつラーメン

開店しているのか？

なんで見た目がヤバそうなのにぽんこつ亭さんに決めたかと言うと、ここしかやってなかったからです。

はじめは看板と店舗の外観を見てスルーしました。だってやってないと思ったんだもの。（笑）しかし、お店の前を通り過ぎる際にのれんが掛かっている事に気づいたんです。（のれんと店舗の色が保護色になっていてわかりづらい。）それと近くを探したんですが他にラーメン屋がやってなかったんです。なのでもう一度戻って、勇気を出して突撃する事になったのでした。

外観もそうなんですが、外から見た店内も薄暗くてやってるんだかやってないんだか判断がしづらい。(笑)

実際店内に入っても薄暗くちょっと異様な雰囲気です。一瞬嫌な予感が脳裏をよぎります。

暗さに目が慣れてくるとなんとも怪しげな内装が目に飛び込んできます。カウンター席がメインで奥の壁には「ぷり焼き」？のタペストリー。厨房はなんとなく小汚い感じです。これは完全にやっちまった感じですね。

しかし、いらっしゃいませと言われてしまったからには逃げるわけにもいかず、入り口付近の券売機に向かいます。

なんだかメニューがゴチャゴチャしていてよくわかりません。が、こんな時は基本のラーメンを頼んでみることにします。

ユニークすぎるメニューは一見客にはツライ

基本は博多とんこつラーメンみたいで、このお店ではぽんこつラーメンと呼ぶらしい。。ミニ丼とかも頼みたかったんですがネーミングが独特すぎて何が何だかよくわからないので、ミニ丼は諦め替え玉を頼むことにしました。もっと写真とかビジュアルで理解できる工夫があればもっといいのにと感じます。

席についてラーメンを待つことにします。ここのお店は１席空けて座るみたいな案内はありませんでしたが、お客もまばらで間隔を空けられたので他のお客とは距離を取って座ります。そして恒例のテーブル調味料チェックをすることにします。

テーブル調味料はなく紅ショウガだけが置かれていました。こういうところは博多とんこつっぽいなぁと思います。しかし、辛子高菜が有料トッピングでした。大抵の博多とんこつラーメン屋であれば無料トッピング扱いの辛子高菜が有料です。これにはちょっとガッカリしてしまいました。あとはあらゆるところがチョイチョイ汚い…本当にげんなりします。すでに早く帰りたいとすら思い始めています。

そんなところに来ました。ぽんこつラーメンの登場です。

これは予想に反して普通の博多とんこつラーメンが出てきました。スープは見るからにとんこつ炊き上げ系で小口ネギときくらげ、チャーシューに白ごまがトッピングされており、仕上げにマー油（焦がしニンニク油）が掛けられています。お店の風貌からするとかなりまともなラーメンです。

懐かしのスーパーカップ？

それではいただきます。

スープをひとくち。

おっ！これは！昔しに食べたエースコックのスーパーカップ濃コクとんこつラーメンにそっくりな味です！

スーパーカップ濃コクとんこつラーメンはそれまで醤油ラーメンがスタンダードなカップ麺の世界に博多とんこつと言う新たなジャンルを切り開いたパイオニア的存在です。miniも初めて食べた時の衝撃を未だに覚えています。また、あまりの美味しさにしばらくの間はこのとんこつラーメンしか食べないことがありました。そんな思い出の味をこのぽんこつラーメンは忠実に再現しています。

とんこつを炊き上げた強い旨味があり。少し強めの塩味で味付けされたスープはニンニクのコクと香りをプラスするマー油によってとんこつ特有の臭みを消しています。

麺は博多とんこつお馴染みの極細ストレート麺。スープのクセが強いので存在感が薄くなりますがちゃんと小麦の甘みを感じられる麺でした。また、ゆで具合を固めでお願いしたのがドンピシャで最後まで伸びることなく美味しく頂けました。

そしてなんと言ってもチャーシューが美味しい！これはスーパーカップでは絶対に味わえません。それに味も去ることながら厚みもあり食べ応えも満点です。