突然ですが刀削麺ってご存じですか?中国の山西省発祥の麺料理でトウショウメンと読みます。地域によってはトウサクメンと呼ぶところもありますが中国語読みでダオシャオミエンと発音することから、トウショウメンと呼ぶのがスタンダードみたいです。
刀削麺って麺生地を削って作る麺料理なんですがテレビとかで見たことないですかね?煮立った大釜の前に立って団子状の麺生地を特殊な包丁でサッサッサッと削り茹でるヤツです。詳しくはこちら(youtube)でどうぞ。
ね、面白いでしょ?
千葉でも本格的な刀削麺が味わえる
これがどうしても食べたくなって職場近くのお店を探したら、ありましたよ!千葉市花見川区天戸町ってところに。お店の名前は西安刀削麺(シーアントウショウメン)天戸店さん。もうお店の名前に刀削麺って入ってます。これは期待できますね。しかも駐車場も割合広く確保されているので今回はこちらに突撃します!
基本データ
- 店名:西安刀削麺 天戸店
- 住所:千葉県千葉市花見川区天戸町982-1
- 電話:043-301-4786
- 駐車場:あり
- 営業時間:10:00~15:00 17:00~22:00
- ジャンル:中華料理
西安刀削麺さんはチェーン店らしいのですがインターネットで調べても詳細はつかめず。しかし、どこでもメニューなどは似ているみたいで、他の店舗の情報にも同じようなメニューが掲載されていました。
天戸店はこんなご時世もあってかお客は少なめで店舗の入り口にはテイクアウト始めましたの貼り紙が…どこも大変そうです。その他にも出入口が開けっ放しにしてあるなど一応の対策は取っていると思われます。
本来は麻辣刀削麺が一番人気みたいですが、本場の醤油ラーメンを味わいたくて今回はチャーシューメンをチョイスしてみました。さて、どんなのが出てくるのか非常に楽しみです。因みに麺は中華麺か刀削麺を選べます。もちろんminiは刀削麺をチョイスしております。
このご時世にバイキング形式って・・・
それはさて置き、今回はセットで半チャーハンを付けられるセットメニューでのオーダーだったので漬物とサラダ、そしてスープがバイキング方式の取り放題でした。いつもならメインのラーメンが来るまで何回もお代わりをしてしまうんですが、こんなご時世で取り放題ってちょっと怖くて1回のみでラーメンを待つことにしました。1回でも何回でもうつるときはうつるんですけどね。
バイキング方式のテーブルサイドの窓にはどのセットがどれを食べ放題にできるかが書いてあるんですが、正直意味が分かりません。(笑)
とにかく漬物とサラダとスープとドリンクをいただくことにします。
サラダを食べながらラーメンの到着を待っていたのですがセットの半チャーハンの方が先に到着。サラダのドレッシングは胡麻ドレッシング、漬物はキムチ系の辛い漬け汁で漬けられたモヤシと小松菜。この漬物がクセになる味でたまりません。また、スープは濃いめの味ですが優しい美味しさの玉子スープでチャーハンにベストマッチ。チャーハンも少し濃いめの味付けでしたがとっても美味しいお味でした。まさに本格中華のチャーハンって感じです。
ラーメンのルーツがしっかりとわかる味
お腹が空いていたのと料理の美味しさに食が進みチャーハンが無くなりかけたその時にチャーシューメンがやってきました。提供時間はちょっと遅い感じがしますが他のお客さんのオーダーとの兼ね合いもあるので何とも微妙な感じです。
しかし、チャーシュー麺のビジュアルは最高!最強!ザ・ラーメン!って感じなのが出てきました。
分厚く切られた存在感のあるチャーシューが3枚。水菜、半熟卵、メンマ、そしてのりが非常にバランスよく盛られています。
それではいただきます!
先ずはスープから。チャーハンなどが濃いめの味付けなのでスープも濃いめの味を想像していたんですがこちらは至って上品な味です。しっかりと鶏ガラで出汁を取ってあり塩味も丁度良い。…いやむしろ薄いぐらいの味付けです。最初のひとくち目はチャーシューの味付けで使う八角の味がほのかに感じるくらい薄味で、ちょっとビックリです。
麺は食べたくてしょうがなかった刀削麺。本当に不思議な食感で、時々無性に食べたくなるんですですよねこの味。今回のは歯ごたえが全くなく…んっ?って感じでしたがこんな食感だった気もします。ほうとうみたいでとっても美味しい。
メイン食材のチャーシューは絶品の一言。とっても柔らかくトロトロに煮込まれたチャーシューは本場の味付けでした。
少し残念なのはメンマが美味しくなかった…これは再考の余地があるかな。もう少し手間暇をかけていただきたいと思います。せっかく美味しいラーメンが台無しになってしまう。。
でも、トータルすると期待してた以上の満足感を味わえました。漬物もチャーハンもラーメンも大変美味しかったです。
日本のラーメンは今や多岐に渡って様々に変化していますが、ラーメンの源流を味わった感じがあります。ラーメンって日本に入って来た当初はこんな味だったのだと改めて感じられたのと同時に、やっぱ日本人って色々手を加えて日本のものにするのが得意なんだなって思いました。
ご馳走様でした。
お店の詳しい場所